元朝日新聞記者の探検家・角幡唯介著作の『空白の5マイル』を読んだ。
1日で読み切ることができた。
ハードカバーでは高校時代に読んだハリーポッター以来の快挙(だっさー)。
この本は、以前GQで冒険集団ギリギリボーイズの隊員2名が
遭難死した記事を読んで、ギリギリボーイズについてネットで検索した結果
著者のブログを発見して知った。
このブログ「ホトケの顔も三度まで」がほんと面白いの。
冒険、探検の内容も面白いんだけど、彼の文体、考え方、日々の生活が
とても面白い。元新聞記者らしいのかは分からないけど、分かりやすく
簡潔な文章、目の付けどころのセンスの良さとか、色々と好みで
色々な賞を受賞して話題になっていた『空白の5マイル』を今更買ってみた。
チベットにある世界最大のツアンポー峡谷に2回挑んだ話をまとめているんだけど
元々秘境話好きなのを差し引いても、時間を忘れるくらい没頭して読める本だった。
リアルに死にかける体験によって、生きることを実感する、という探検家が
よく言う言葉が読みながら理解できる。彼の体験を読むだけで、自分も生きている
実感を感じることができるような本だった。
ダストバニー的な生き方をしていた現在だったので、よい刺激になった。
探検記としてもとても楽しめたけど、彼ほどではないにしても
精一杯生きなければ人生なんて意味がないことも知ることができた。
とりあえず来週からちゃんと仕事しよ。
一応、今の私に与えられている冒険は中国で精一杯仕事をすることだと思うので。
1 件のコメント:
本で救われること、あるよねー。
何かすっきりしたようで、よかったよかった。
その本、私も読みたい!
チベットの話だし、
実物のダサさも見たいし(笑)。
貸しておくれやす。
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