2011年12月11日日曜日

愛する人(Mother and Child)

ナオミ・ワッツ、アネット・ベニング、サミュエル・L・ジャクソンと
主演級の演技派がそろった『愛する人』。
この邦題はどうかと思うけど、映画自体はとってもよかった。

プロデューサーが『バベル』、『21グラム』で知られる
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ。(タイプしにくい名前だ)
複数の登場人物の生活、人生を別々に展開させて、最後の最後で
クロスオーバーさせるスタイルで知られているイニャリトゥの最新作
(プロデュースだけど)も同じ展開で進む。
さすがに同じスタイルで3作目となると飽きそうだけど
イニャリトゥのすごいところは、毎回新鮮さがあるところ。



「アダプション(養子)」を映画の軸に、母親と子供を中心に様々な親子、
家族のストーリーを展開させ、ラストで登場した親子達が同じ点で重なる。
『12モンキーズ』で知られるテリー・ギリアム監督がいつだったか
良い映画は見た後に、観客の行動や考え方を変えてしまう力があると
言っていたけど、この映画を見ると自分と母親の関係について考えさせ
私の場合、「お母さんありがとう」という結果に至った。
いやー、それにしてもイニャリトゥすごいな。

『愛する人(Mother and Child)』
★★★★★★★★☆☆
http://www.imdb.com/title/tt1121977/

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