北茨城を観光した翌日は「アクアマリンふくしま」という津波で被災した水族館に
行ってみることにした。
アクアマリンふくしまも、六角堂に負けないぐらい海のそばにあって、
津波の浸水により、地下にあった電源機能が失われ、多くの魚が死んで、
海獣達は他の水族館に移送しなければいけなかったそう。
(地下の電源喪失による事故で、原理は原発の事故と全く同じだと水族館の人が言っていた)
2013年3月に被災して、7月にはもう再開したといから驚き。
3年たっているから当たり前かもしれないけど、とてもきれいで、見応えのある水族館だった。
当初は復興予算が割り当てられる予定だったけど、復興予算を待っていたら再開に
何年かかるか分からない、また各方面から寄付の申し出があったことから、短期間で再開できたそう。
アクアマリンふくしまに寄付を申し出たのは、ヤマト運輸が運営する財団と
クウェート大使館で、彼らからの莫大な寄付により、復興予算を待つことなく、
短期間で再開することができたそう。
アクアマリンふくしまの館長が以前クウェートの研究機関で働いていたことがあってのことらしい。
クウェート大使館のサイトを調べてみたら、クウェートは震災以降今でも継続的に
チャリティーバザーや大使の被災地訪問という形で支援を続けている。
http://www.kuwait-embassy.or.jp/J_index.html
海外の人ですら被災地のことを忘れずに支援をしているので、私も日頃から
何かの役に立てるよう考え続けていきたい。
<アクアマリンふくしまでよかったものランキング!>
第一位:トド
トド三兄弟(血はつながってない)が並ぶ |
こんな顔して上に上がってくのよ、トドは |
ゴマアザラシの隣りの水槽で、海獣くくりとして展示されていたトド。
メス2匹、オス1匹で、そのオスがまじ超巨大。
500キロは余裕で超えていそうな巨体で、しかも岩の上に登って野太い声で吠えまくり。
アクリル板1枚の向こうにトドがいて大迫力なので、1日中見ていても飽きなそう。
第二位:イワシの群れ
新鮮なイワシがいっぱい! |
アクアマリンふくしまで一番大きな水槽(V字水槽と呼ばれていた)には、
イワシ、アジ、カツオ、マグロ、エイなどおいそうな魚が一緒に展示されていて、
巨大水槽の上方と下方の両方から見ることができる。
水族館の水槽は光の屈折を利用して、魚側から人間が見えないようにしているそうで、
(魚がびっくりして奥に引っ込まないように)
このイワシ達も人間が近づいても、フワフワと見物人の前を泳いでいた。
水槽の上部からイワシの群れ越しに、下の方にマグロが回遊している様子は、
既視感ゼロの新鮮な視界だった。
第三位:カミクラゲ
フォトショップなしでこの美しさ!
触手(クラゲの下からでてる紐みたいなやつ)が髪の毛のように細いので、
カミクラゲと呼ばれているこのクラゲ。水槽に放り込まれているだけなのに、
なぜこんなに神秘的なのか。山形にはクラゲ専門の水族館もあるらしいので、
是非行ってみたい。
番外編:レストランとお土産
水族館の中にあるレストランで食べた「カジキのメンチ定食」と魚の形をした大判焼きのようなものがとてもおいしかった。
カジキのメンチ定食は写真撮り忘れたけど、しっとりしててタルタルソースと
よく合って、一緒についてきたくらむチャウダーも めっちゃうまかった。
お土産屋では、サンマが泳いでいる姿を年中みることができる世界で唯一の
水族館を名乗るアクアマリンふくしまらしく、サンマのバクプリが入った
オリジナルTシャツを買って帰りました。
いやー、アクアマリンふくしま、楽しかったわ。