毎年初夏の恒例・社員旅行に行ってきました。
去年はくそ暑い7月初旬に無錫(むしゃく)という江蘇省にある
太湖で有名な街に行ってきたけど、暑いしつまんないし
地元名産の小龍包はまずいしで散々だった。
去年と同じ過ちを繰り返すまいと、今年はまだ涼しい6月に
そして事前に行きたい場所をリクエストして、万全の体制で望むことに。
その結果、けっこう楽しい日帰り旅行になりました♪
今年の行き先は、世界遺産でもある中国最大の湖「西湖」。
西湖といえば、ナイナイの岡村と東野が『旅猿』で訪れた場所の一つ。
そして私がやりたいことはただ一つ。『旅猿』で2人が食事をした
レストラン「楼外楼」で食事をすることのみ。
総務の周さんに「お昼ごはんは絶対楼外楼にして!」とこの旅唯一の
お願いをし、意外にあっさり聞いてもらうことができた。
「楼外楼」は西湖を眺めながら食事ができるレストランとして
観光客に有名なので、早めに行きましょうとガイドさんに連れられたのが11時。
『旅猿』で2人が食べていた「トンポーロー」と「こじき鶏」だけは
絶対頼んでね!!という私の指示のもと社員達が悩んで 頼んだのが以下。
悩む社員達。食べるの大好きな中国人はいつだってメニュー選びに真剣。
中国一おいしいと言われる楼外楼の東坡肉(トンポーロー)改め豚角煮。
注文は一人分ずつ。小さな瓶にはいってきます。
皮付きの角煮は箸で簡単に切れるほどトロトロ。
となりにある肉まんの皮に挟んで食べます。
『楼外楼』もう一つの名物「こじき鶏(鶏丸ごとハスの葉蒸し)」
ガイドの蓮さんから西湖観光について教えられたことは3つ。
①こじき鶏に使われるのは「童子鶏(ドンズージー)」と呼ばれる若い雄鶏
童子は「まだ結婚していない」という意味らしい。若いので柔らかくておいしい。
未婚の若鶏をみんなですごい勢いで食べて、最後は骨だけにしてやりました。
②偽物のお茶とシルクに注意
杭州はお茶とシルクで有名だけど、西湖周辺でフラフラ歩いてる
おっさん、おばさんが売ってるのは全部偽物。
お茶はお茶の葉に似たその辺に生えてる雑草。シルクはポリエステル。
③西湖の水は一ヶ月に一回全部新しい水に循環させている
中国が誇る世界遺産を守るため、政府によって大掛かりな水の循環が
行われているとのこと。いまいち信用できないけど、西湖の水は確かに
きれいでした。
話は戻って憧れの「楼外楼」。総勢7名ですが、ガイドの蓮さんは
旗をフリフリ案内してくれます。
蓮さんが西湖を眺められるテラス席を予約してくれました。
しかもテーブル番号は「517」。中国語読みのウーヤオチーが
「私は食べたい」を意味する「我(ウォー)要(ヤオ)吃(チー)」と
同じなので、これまた食いしん坊なテーブルでした。
唯一の問題はビール。味もアルコール度数も薄く、ほぼ麦茶。
「楼外楼」名物のトンポーローはなんと真空パックのお土産があった。
1年もつので2個買いました。今度の日本帰国のお土産にしよ〜
食べるもの食べたら、あとはガイドさんに連れられるがままに
舟に乗り、西湖クルージングを楽しみました。
左から私、頼れる兄貴・張フェイ、仕事が細かくてまじめなウェンウェン
ギャルだけどしっかり者のリア、総務の周さん。
デイドリーム設定で撮った西湖。本当に白昼夢みたいな写真になった。
あまりいい噂を聞かない中国の観光地だけど、今日の西湖は人も少なく
半袖だと肌寒いくらいの調度いい気候で、さいこーっした!
朝7時集合だったので、行くか行かないか本当に迷ったけど、行ってよかった。
最後はスターバックスで一杯。都会っ子の上海人は西湖はもーいいから
「スタバでお茶したいー」(わたしも激しく同意)と。
社員旅行の土曜日は、総じてすばらしい休日でした。
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