いつからか、上海での仕事に全く熱意が感じられなくなっていた。
上海に来たばかりの頃の日記やブログを見直すと、その頃の私は、やる気に溢れていた。
中国のこと、中国人のことをもっと知りたいと思っていたし、
知らない事にどんどんチャレンジしたいと思っていたようだ。
中国人社員に積極的に話しかけて、一緒にお昼に出かけて、仕事以外に
色々な情報交換をしたりと、人と関わることに積極的だった。
それが今では、、、昼ご飯はひとりで出かけ読書をしながら、業務の指示はメールで、
仕事以外では社員とも上司とも特に話さず、とにかく自分の世界に閉じこもっている。
私生活でも、知らない人との飲み会には乗り気がせず、行ったとしても、
楽しもうという気もおきず(行ったら行ったで楽しいけど)、週末の映画鑑賞と
読書だけが至福の時間だった。もう、とにかくひとりで居たかった。
そして、人との交流を避けることを何かと理由をつけて肯定してきた。
「ひとりじゃなければ、こんなに読書をすることもなかった」とか
「今はひとりでいる時期なんだ。自分を見つめ直す時間なんだ」とか。
実際、上海に来て自分の短所、欠点はよーく見えた。これはよかったことだと捉えたい。
でも人との交流を避けて生活するうちに、私は死んだようになっていた。
仕事にも生活にもやる気がなく、何に対しても否定的な見方しかできず、
アラを探しては、「ほらね、やっぱりね」と思っていた。
明日、わたしは北京に旅立ちます。
上海での2年間を総括すると、今はまだどんな意味があったのか分からない。
でもこの2年間が意味のあるものになるか、そうでないかは、北京での1年間に
かかっているような気がする。明日からの1年間を、上海の延長線で過ごすか、
自らcreativeに過ごす努力をするかによって、今後の人生が大きく変わる気がする。
こんな死体のように過ごした上海で出会った人々に、
「わたしは大きくなりました!」と北京から言えるようになっていたい。
北京に行ってきます!
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