ひたすら走り続ける、私達にとってはバスで寝て、たまに青空トイレタイムに
起こされる移動だけ、ウメルさんにとっては地平線にまっすぐ一本道を
500km以上進まなくてはいけない過酷な行程でした。
砂漠に一本道のみ |
砂漠で唯一育つという胡楊樹がぽつりぽつりと生えている |
問答無用に砂漠が続く |
この日は写真を見返しても、とにかくバスで移動しかしていないので
たいした話はありません。昼ごはんは砂漠公路の途中にあった
サービスエリアのようなところで大盤鶏(ダーバンジー)という新疆料理を
食べました。上海の新疆レストランで何度か食べたことがあるけど、私これ苦手。
とにかく量が多いくて、じゃがいもがもりもり入ってる上に、最後に麺かナンを
入れてしめるから、大盤鶏食べるとそれ以外全然食べられない。
腹がふくれるせいでビールも飲めないし。
後ろの紙コップと比べるとデカさが分かる。味は美味しいんだけどね。 |
昼食後も砂漠公路をぶっとばし進んで行くと、砂漠が終わりかけのところで
綿花畑が現れて人生ではじめて綿花がフモフモと成る様子を知りました。
綿花畑 |
早く着きました。今日宿泊するクチャ飯店はおそらく政府系のホテルで
日本だったらハコモノと糾弾されそうな無意味な植物園(おそらく砂漠の
オアシス的なものがテーマ)の中にある中華レストランで夕食となりました。
中国のレストランでは当たり前のように、まんじゅうと洗面器ごはんが
どどーんと最初に持って来られる。これでビール飲めと?というつっこみは
さておき、食事自体は普通においしい中華料理です。
まー、これを自分でお金を出して食べるかと言われたら間違いなくNoですが。
こんな具合で、適当に腹を膨らませた後は、クチャの街を散策しようと
バザールを目指しました。しかしタクシーに連れて行かれたのは漢族のバザール。
反日感情が大変なことになってる現在の中国の田舎で、漢族だらけのところに
放り込まれるや、そりゃ怖いっす。
柄の悪い妖怪豚まんじゅうみたいな男が瓶ビール片手に歩いてるんだから
怖いですよ、そりゃ。こんなとこ用事はねーってことで、再度タクシーを拾って
ウイグル人のバザールへ。次に連れてかれたところも、さっきよりは
ましだけど、これ本当にバザールって感じの場所で、怪しがりながらも
とりあえず見つけた店でシシカバブとビールを見繕い、早々に一杯。
香辛料だらけで肉の臭さをごまかしてるし、やけにぐにゃぐにゃした
食感でまずいなーと思ったら、やっぱり食あたりを起こして
この日の夜は1時間おきにトイレに行かなくてはいけない下痢になりました。
フーダオ夫も同じように下痢にみまわれたらしいのですが、妻さんの方は
なんともなかったようです。どうやら中国で生きて行くには
私のばい菌耐性が低いのでしょう。
私に下痢をもたらした問題のシシカバブ |
さて実質観光最終日の6日目は、クチャ郊外の天山神秘峡谷、キジル千仏洞
スバシ古城遺跡、クチャ大寺、民家でナン作り体験と大忙しの1日をレポートします。
2 件のコメント:
すごいなーこの一本道。生でこうゆうの見てみたい!!
柄の悪い妖怪豚まんじゅう(笑)
なんか想像がつくー。
こわいバザールでなにももなくてよかったねぇ。
日本語話してると「あいつら日本人だ」って超嫌そうな顔で言われたり、田舎は反日感情がひどいことが分かったよ。妖怪豚まんじゅうは、特殊メイクなしでちょはっかいができそうだった!
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