寝台列車による天山山脈越え!
というのも、直前にクチャのバザールで食べたシシカバブの肉
火の通りが甘かったみたいで、とんでもない下痢に襲われた。
このシシカバブ、美味しかったけど火の通りが… |
トイレに駆け込むと、食後ものの1時間で見事な下痢に。
しかもこの旅、3食毎回満腹になるまで食べてるので、でてくる量もはんぱない。
お腹のコロコロ→トイレ駆け込みを30分おきに3時間は繰り返してたけど
一向に量が減る気配がなく、あたしこんなに食べてたんだ、と寝不足で
ぼーっとしながら、自分の食べた量にびっくりした。
寝台列車は4人1部屋で何度も扉を開けたり閉めたりするのがためらわれたので
外の折りたたみイスに座って、コロコロと格闘すること3時間。
ついに、コロコロを感じてトイレに行ってもおならで終わるようになったので
部屋に戻って寝ることに。おならぶーぶーしてたので、同じ部屋だった
フーダオ夫妻、すみません。この場で謝ります。
この下痢さえなければ、寝台列車で天山山脈を越えるシルクロード列車の旅は
すごく快適でした。一番値段が高い席だったので、ベットはそこそこ心地いいし
相部屋だった中国人が日本人3人に囲まれて、嫌になったのか途中で出て行ったので
実質3人で部屋使えたし。あったかいお湯もあるし、トイレも地獄トイレに
比べると全然ましだった。
いくら天山山脈が絶景だからといっても、見てるだけでお腹がいっぱいに
なるわけでもないので、17時間とにかく寝て、食って、本読んでとのんびり
過ごしてました。
南疆鉄道の車窓から(窓きたねーな) |
南疆鉄道に乗った人のブログを見ると、ほとんどの人が美味しくないって
書いてたけど、私はごはんもおかずも完食しちゃいましたよ。
中国に来て間違いなく、おいしいのハードルが下がりまくってますよ。
食堂車の様子。最終日にして偶然のペアルックを披露する夫妻 |
呼ばれたらごはんを食べて、列車の旅もなかなかいいもんだ。
(でも読んでる本は柳井さんの「一勝九敗」。けつに火がついた!)
普段着お父さんがバザールで買った手乗りみかん。おいしかった。 |
寝台列車のテーブル。手乗りみかん、馬さんの携帯、なぞの蜂蜜ドリンク |
たぶんもういい。私もともと列車そんな好きじゃないから、やっぱ飛行機のがいいわ。
でも鉄っちゃんには絶対おすすめ。同じツアーのひとりさんと普段着お父さんが
鉄っちゃんらしく、スマフォのGPSを使いながらクネクネS字線路を眺めて
「こんなS字はめずらしい!ほらもうすぐトンネルだ!」と嬉しそう。
こうして、3時間の下痢と2度の食堂車での食事、「一勝九敗」一冊を経て
列車はウルムチに到着。ウルムチで少し観光する予定が、列車の到着が
遅れたので、空港近くにある老舗牛肉麺の店で急いで麺を食らう事に。
ウルムチ駅。普通の都会。 |
3分で完食した牛肉麺。 |
蘇氏牛肉面というお店。ターミナル2の対面にある建物内にあります。 |
搭乗口へ向かって、今回の旅は終わりました。
今回の旅は今までの旅行の中でもTOP3に入ると思う。
色々と楽しかった要素があるけど、やっぱり私は新疆ウイグル自治区という
場所が大好きだと改めて思った。おいしいシシカバブが食べたいだけで
なぜ4000kmも飛行機に乗ったのか、フーダオ夫妻を巻き込んでまで来たかった
新疆。なんか私は新疆という土地にものすごい執着と愛着を感じてしまった。
どんなにトイレが汚くても、乾燥が激しすぎて血の鼻くそが出ようとも
食事がポロとラグ麺の2つしか選択肢がなくても、かわいい子供が
カモメまゆげのおっさんになっちゃっても、新疆が大好きだ。
ウイグル人女性のきれいなスカーフの色、塩だけで美味しいシシカバブ
風化直前の仏教遺跡、とにかく羊攻めの新疆料理、ウイグル人男性のイスラム帽子
全体的に赤茶けた街、新疆のぜんぶが好きだ。
また絶対新疆に来よう。まだまだ見たりないもの、やり残したことがいっぱいある。
次はガイドの馬さんと約束したように、バザールで羊を買って
ドライバー・ウメルさんのおうちに遊びに行って、羊をさばいて
ラグ麺とポロを作って、ウイグル族の人々の生活が見たい。
もっと遺跡をうろうろ歩きたい。バザールを1日中ふらつきたい。
また絶対新疆に行くんだーーー!!!
南新疆シルクロードの旅 ー完ー
2 件のコメント:
旅レポ、おつかれさまー。
しかし、まぁよくここまで覚えてたもんだ。(日記に認めてたとはいえ)
楽しかった思い出がリアルによみがえってきたよ。
私にとっても、この旅は一生ものです。
「そんべんの!新疆ロード第二章」が今から楽しみ~
ちなみにおなら、素敵な寝相に気をとられて、気にならなかったよw
寝相そんなすごかったんですね。。。寝顔がブサイクだってのはよく聞くんですが、寝相までブサイクだとは。
私もブログ書きながら、色々思い出して笑ってました。特にラクダのくだりは。
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