2013年5月19日日曜日

チキンのトマト煮

北京に来てから、友達に会う予定なぞがないことを利用して、
週末はせっせと料理修行に禿んでおります。
(「はげ」を「禿」と書くのは2ちゃん漂流が趣味の妹に教わった。
ちなみに2ちゃんでは「激しく同意」を「禿同」というらしい。)

本日の夕ご飯は、ネットでレシピを発見して以来、やってみたいなーと
思ってた『チキンのトマト煮』を試してみた。
最近まで、鶏インフルエンザで鶏肉使用を控えていたので、
インフルエンザも落ち着いた今日このごろ、チキン日和サンデー。

http://modernfart.jp/2010/07/7962/
こちらのレシピ。
ネト界のアイドルライター・安全ちゃんが『肉食宇宙』と名付けて
肉の秀逸レシピばかり紹介するコーナーから。


安全ちゃんのレシピではチーズが乗っていないけど、とろけるチーズがあったので
乗っけてみました。とゆーか、チーズとかそれ以前に、このチキン、ウ・マ・イ。
チキンのトマト煮的なレシピは何度か作ったことがあるけど、
今までのトマト煮野郎とは、ひと味もふた味も、むしろ千味くらいちがう!!
チーズを乗っけたせいで、隠れちゃっているけど、チキンの皮がパリッパリなの。

安全ちゃんのレシピにも書いてあるけど、鶏肉の皮目を弱火で
とにかくじっくりパリパリになるまで焼くこと。
気になっても絶対に触らない。今回私は30分ほど弱火で焼いたので、
その間に洗濯物を片付けた。なんかやってないと気になっちゃうから。
チキンの香ばしさが、こんなにトマトソースに味わい深さを与えるなんて。

ところで、今日のチキンのトマト煮に添えたパスタ、スポンジボブなんです!
今日買い出しに行った外国スーパーで、キャラクターパスタを発見して、
その中に、大大大好きなアニメのスポンジボブがあったんす!

左から、ボブ、サンディー、イカルド
こっちもボブ、サンディー、イカルド

にゃんて、きゃわいーんだ。味はもちろん普通のパスタで、トマトソースと一緒に
食べたら、スポンジボブのうきうき気分も手伝って、天にも昇るほどおいしかったです。
安全ちゃんのレシピはどれも美味しいから(チキンのトマト煮含め3つしか試してないけど)
おすすめっす。

フレンチトースト

みんな大好き幸せメニュー。フレンチトースト。
フレンチトーストと言えば『クレイマークレイマー』
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=6556)で、
妻(メリル・ストリープ)に出て行かれた夫(ダスティン・ホフマン)が、
妻がいなくても気丈な様子を子供に見せようと、異常なテンションで作るシーンが有名。


映画の中では、結局失敗しているけど、一瞬だけ写るフライパンの上の
フレンチトーストはすごくおいしそう。きっとフードコーディネーターが
作ったんだろう。

ということで、大好きな映画『クレイマークレイマー』にインスパイアされた
フレンチトーストを作ってみました。


ちなみに実際に参考にしたレシピは、こちら
http://gigazine.net/news/20100910_french_toast/
フレンチトーストではじまる日曜の朝。イイネ!

2013年5月18日土曜日

ロールキャベツ

今年の課題はお料理修行ということで、第一弾はロールキャベツ!
北京に出発する前日、上海の姉であり、親友であり、母でもある(と私は勝手に思ってる)
人のおうちでごちそうになった思い出の料理。

人生で始めてロールキャベツを作ったのだけど、めっちゃ時間かかった…。
レシピを見ながらだから、常にもたもた。
普段料理しないから、手際悪いことこの上なし。
ひき肉をねり始めてから、塩こしょうをしていないことに気付いたため、
塩とこしょうを脇に挟んで、汚れていない方の手で必死にガリガリ。
脇、ちょーいてーわ!!

煮込み時間(45分)のぞいて、1時間以上かかったわい!

人生初のロールキャベツ!

付け合わせに作ったイモはいまいちだったけど、ロールキャベツはおいしー!
上海のねーさんの作ったロールキャベツほど、中の肉がふわふわじゃなかったけど
十分合格点。やっぱり料理は言われた通りにやるのが一番。

そして、予想外においしかったのが、マンションの一階にはいってるパン屋のバゲット。
オーナーも従業員も全員中国人だけど、そとはがりがりごりごり、中はもっちもちの
本格的バゲットで、たいそうおいしゅうございました。
明日は何作ろっかなー♪

ロールキャベツ参考レシピ→http://cookpad.com/recipe/362623

幸せな食卓

サラリーマンの皆様、そうでない皆様も一週間おつかれさまでした。
今日は金曜日ということで、会社の先輩のおうちに呼んでもらい、晩ご飯を
ごちそうになってきた。

会社の先輩ご夫婦は、めーーーーっちゃんこおしゃれな夫婦で、上司である旦那さんも
奥様も抜群のセンスの持ち主なので、いつかおうちにお邪魔したいわーと思ってたところ
「ごはん食べてく?」と誘ってもらったので、ふたつ返事で行ってきた。

台所の奥さんに指示を出す旦那
先にビールで一杯
中国のマンションは、ソファー、テレビ、テレビ台、ダイニングテーブルと
家具、電化製品がはじめから用意されているファーニッシュド(Furnished)
アパートメントなので、自分の好みにするのが難しいけど、このおうちは
ドライフラワーが飾られてたり、すてきな小物が置かれていたり、
奥さんのセンスが感じられる素敵な部屋だった。
そして、私はこの家でさらに期待してたのが、料理とうつわ。
奥さんのうつわコレクションを見せてもらうのが楽しみだったのー!

うつわ好きは、料理好き。というか料理が好きで上手でないと、うつわへの想像力が
働かないので、料理をせずにうつわセンスを磨くことはできないということを
最近うつわのセンスがよい人々を見て学びました。(といってもn=2)
わたしがうつわセンスで尊敬する2人が言っていたのは、うつわを見ると
「どんな料理を盛りたいかが思い浮かぶ」とか、「こういう料理を載せたい」と思って、
うつわを買いにでかけるらしい。
どんなうつわを見ても、何を盛りたいか全く思い浮かばない私「その発想、ないわ〜」と
ダウンタウンのコント口調で感嘆してしまった。

ほたてのカルパッチョ
柚子こしょう、オリーブオイル、酢、醤油のタレで食べるホタテのカルパッチョ。
実は左奥のレンコンのきんぴらがかなりおいしかった。黒酢が効いたきんぴらで
すっぱさが気持ちいい味だった。今度まねしてみよ。

まぐろのづけに手をのばす
本日は、ホタテのカルパッチョ、レンコンのきんぴら、白菜とえのきの煮浸し
まぐろのづけ丼でした。このお宅は和食器中心で、同じうつわを揃えて
買う事はほとんどないらしい。一皿、一皿買い集めているのに、テーブルに並べると
全くバラバラな感じがしないのはなぜ?!セットで揃えなくても見栄えがいいのは
和食器と和食のいいところだな〜。

まぐろのづけ丼ミニ
お気に入りの骨董屋さんで買い集めたヴィンテージの和食器に、もみのり、
白髪ねぎ、しそを盛る、そのすてきセンス。わけてくれ!
「そばちょこは結構使えるから、持ってると意外と便利だよ〜」とのこと。
日本帰ったら、そばちょこ探しにでかけます。

デザートはさくらんぼ★

金曜の疲れた体に、家庭ごはんとすてきなうつわセンスが染み入りました…。
幸せな食卓には、食事の時間と一緒に過ごす人を大切に思う気持ちが料理と
その他諸々に反映されいるんだなーと。
今年の課題は、改めて料理だと認識した昨日。

2013年5月8日水曜日

北京洗礼

先週の木曜に北京に来てから、明日で一週間が過ぎようとしてます。
出張で20回以上は来ている知ったつもりの北京だったけど、
上海から都落ち感を、ひしひしと感じてる初夏のこのごろ。
首都だけど、都市・民度の洗練され具合は、上海の数段下です。

日本料理、各国料理レストランのレベルが低いのは言わずもがな。
タクシーの運転手の態度が悪い、妖怪つば吐きじじぃがいっぱいいる。
あんなに嫌いだった上海に、「来月の3連休で遊びに行っちゃおうかしら?」と
思うほど、北京に辟易させられてます。

そして、今日決定的にムカつく出来事が。
偽札をつかまされました。しかも2枚も。

100元 (1600円)札は、先輩から借りたお金の中に入っていた。。。
50元札は、タクシーのおつりでつかまされた。



 上が本物、下が偽札。こうして見ると、かなり差があるけど、
偽札をつかまされる可能性があると、注意していなければ気付けない。
会社の先輩方に「偽札つかまされやしゃたーーー!!」と鼻息ムンムンで
伝えたら、冷静に「夜のタクシーとか、(偽札判別機を使わない)小さい店で
使うしかないね」 と言われました。

これ使っていいんでしょうか?
どこで使うか考えるのも面倒なので、毛沢東のおでこに穴あけて
しおりにでもしてやろうと思います。

ふぅーー。北京きらい。(お仕事は順調です。)

2013年5月1日水曜日

上海総括

いつからか、上海での仕事に全く熱意が感じられなくなっていた。
上海に来たばかりの頃の日記やブログを見直すと、その頃の私は、やる気に溢れていた。

中国のこと、中国人のことをもっと知りたいと思っていたし、
知らない事にどんどんチャレンジしたいと思っていたようだ。
中国人社員に積極的に話しかけて、一緒にお昼に出かけて、仕事以外に
色々な情報交換をしたりと、人と関わることに積極的だった。

それが今では、、、昼ご飯はひとりで出かけ読書をしながら、業務の指示はメールで、
仕事以外では社員とも上司とも特に話さず、とにかく自分の世界に閉じこもっている。

私生活でも、知らない人との飲み会には乗り気がせず、行ったとしても、
楽しもうという気もおきず(行ったら行ったで楽しいけど)、週末の映画鑑賞と
読書だけが至福の時間だった。もう、とにかくひとりで居たかった。

そして、人との交流を避けることを何かと理由をつけて肯定してきた。
「ひとりじゃなければ、こんなに読書をすることもなかった」とか
「今はひとりでいる時期なんだ。自分を見つめ直す時間なんだ」とか。
実際、上海に来て自分の短所、欠点はよーく見えた。これはよかったことだと捉えたい。
 でも人との交流を避けて生活するうちに、私は死んだようになっていた。
仕事にも生活にもやる気がなく、何に対しても否定的な見方しかできず、
アラを探しては、「ほらね、やっぱりね」と思っていた。

明日、わたしは北京に旅立ちます。
上海での2年間を総括すると、今はまだどんな意味があったのか分からない。
でもこの2年間が意味のあるものになるか、そうでないかは、北京での1年間に
かかっているような気がする。明日からの1年間を、上海の延長線で過ごすか、
自らcreativeに過ごす努力をするかによって、今後の人生が大きく変わる気がする。

こんな死体のように過ごした上海で出会った人々に、
「わたしは大きくなりました!」と北京から言えるようになっていたい。


北京に行ってきます!