2013年10月22日火曜日

トルコ3日目:晴れのイスタンブールはいい!

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実はトルコ2日目の嫌な思いに拍車をかけたのがイスタンブールの天気。
その日は、トルコ人も驚くほど前日から気温が下がったようで、
うっかり半袖で出かけてしまったトルコ人が大勢いて、
みんな縮み上がりながら歩いていました。
しかも終始曇天で小雨が降ったりやんだり、とにかく寒くて観光しずらくてしょーがねー天気。

このままだと、私たちがトルコを嫌いになりかねないとアラーが思ったのか
どうかは知らないけど、2日目は朝から青空が見えていて、
ホテルのおいしい朝食も手伝って(トルコの朝食のおいしさは別立てで熱く語る予定)
私たちの気分もやや改善。

そんなこんなで2日目の大体のスケジュール

午前:フェリーで新市街に行って、ガラタ塔からイスタンブールの街を見渡す 
昼:フェリー乗り場近くでサバサンドを食らう
午後:アジアサイドの街・カラキョイ散策
夜:人気レストラン『Hamudi』で夜ごはん

旅猿ファンなら気づきますか?!
サバサンド、アジアサイドで水タバコ、『Hamudi』が旅猿トリビュートなのです!

ガラタ塔からの眺めは最高。
私たちの滞在する旧市街のあるヨーロッパサイドとアジアサイドの間にある
ボスポラス海峡がとっても澄んだ水色で、その先に旧市街にあるブルーモスクや
イェニジャミイ(有名なモスク)のシルエットが見えて、塔のてっぺんで
風にビュービュー吹かれて凍死しそうなのも忘れるくらい、きれいな眺め

ところどころにモスクのシルエットが見える
エーゲ海!
お昼に食べたサバサンドはというと、生のタマネギ、サバ、
パクチー(イタリアンパセリだったかも)、レモン、バゲットの組み合わせが
よく合っていて、とてもおいしいけど、いかんせん量が多いので、
最後は若干魚臭さに気持ち悪くなってしまった。
尾っぽの方に近づくにつれ、骨やら背びれやらが口の中で気持ち悪い感触がして、
これまたゲーとなってしまった。
でも、この味のコンビネーション自体はすごくおいしいので、
骨・背びれ除去を徹底して、丁寧に自然解凍して生臭さを和らがせ、
量を半分にしたら、日常的に食べたい一品。
超上から目線ですが、総合的にボスポラス海峡のそばで食べるサバサンドはおいしい。

こんなコスプレ舟で作られるサバサンド
 
奥にあるレモンジュースをかけて食べるとさっぱり
気持ち悪くなった最後の方をそっと包んでなかったことにする人

 私が2日目のハイライトに選びたいのが、アジアサイドで水タバコ。

水タバコは別にアジアサイドじゃなきゃいけないことはないけど、
旅猿もアジアサイドで吸っていたのでね。散策&買い物でちょっと疲れた後
(アジアサイドのレベルの高さは、これまた別立てで熱く語る予定)、
ちょっと休憩しようと思い、喫茶店に入りました。
アメリカ留学時代のハウスメイトの一人が水タバコ好きで、私もよく一緒に
吸っていたので、トルコでも吸ってみようと王道のアップル味で一服。
水タバコ自体が味がおいしくて、ニコチンか何か知らんがリラックス効果が
あることはもちろん、アメリカ時代にはなかった水タバコの魅力に、
ここトルコで目覚めてしまいました。

水タバコを吸って、チャイを飲む、というまさに「喫茶」という体験が
ものすごく気持ちいいんです!!
普通の紙タバコを吸わないので分らないけど、水タバコは一回吸いだしたら
30分は持つし、水タバコの方が煙が薄くて軽いので、紙たばこと比べると、
ゆっくりリラックスしながら楽しめる。
例えて言うなら、紙タバコとコーヒーの組み合わせ(最強の口臭生成コンビ)が
ウォッカのショットで一気に酔っぱらう感じで、水タバコとチャイは
日本酒の熱燗でゆっくり酔いが回る感じかしら。

この水タバコ⇔チャイが本当に素晴らしい組み合わせで、
放っておけば、1日中水タバコとチャイの行き来をエンドレスに続けてしまいそう。
水タバコの装置と葉っぱを買ってきたので、
日本でもこのエンドレス茶会を開催しようと思います。

こんな顔の濃いトルコのお方が煙を吐いてる様子は、なんだかアウトローなことを
やってるような気分だけど、これは喫茶店の店員さんで、出が悪くなった煙の
調整をしてくれています。

この水タバコと
 チャイを永遠に繰り返したいー。。
厳しい目線のお客様に煙を調整つかまつる店員さん
ということで、私的ハイライトは「水タバコとチャイ」なので、
夜でかけた『Hamudi』は写真1枚で簡単に。



シシカバブのナスの皮をきれいにむくウェイター・エンギン氏の手さばきに見とれる。
つーか、ナスの皮むくって知らなくて、おとといくっちまったよ!
どーりで固いと思った。

今日の1枚:フェリーを待つトルコの人々
 

2013年10月21日月曜日

冬はみんなで「ピエンロー!」と叫ぼう

北京に異動になった時は、今度はいつ上海に来れるんだろう。。。と
感傷的になったりしたけど、フタを開けてみれば、毎月のように出張に来ている。
経費でこんなに頻繁に上海に帰れるのは嬉しい限り。

上海出張になれば、必ず行くのが小龍包でもなければ、北京にはない
おしゃれなレストランでもなく、上海の実家・フーダオ家。
人生を振り返ってみて、自分の母親以外で、あんなに人の作ったごはんを
食べたことがないというほど、上海ではよく食べさせてもらった私の第二の実家。

3日前に突然決まった出張だったのに、今回もたくさんおいしいものを
食べさせてもらいました。ぺこり。

まずはチベット帰りのお土産、ラサビールをいただく。
例によって味が薄めだけど、水がいいからかすっきりしたおいしさ!

続いて前菜。
こんなにきれいな前菜盛り合わせが、普通の家ででてくるなんて。。
特に右奥にあるたくわんにマスカルポーネソースとコショウかけたやつがうまかった。

そしてこの季節の上海と言えば、上海がにーーーー!!
縛られたまま蒸されて、ぎゅっと固まっている蟹を見ると、
食べないでくれと言われているような気がするけど、遠慮なく開けます。



ぱっかり開けると、そこには黄金のかにみそが。うめーーーーーーーっ!
そういえば、去年もこのお宅で上海蟹を食べさせてもらったな〜。

しかし、わたしがこの日一番感動したのは「ピェンロー」という鍋。
よく見てるレシピサイト「ぷちぐる」で見て以来、気になっていた鍋を
ついに食べることができましたー!

はるさめがドーーンとのったとこ。

肉がぐわしっと持ち上がったとこ。
食べる直前にごま油をどっさりかけたとこ。


調味料の塩と唐辛子、スタンバイ完了。
そして各自、お椀の中に塩と唐辛子を入れて、ピェンローのスープで溶かす。
ちなみに唐辛子は、以前フーダオ夫妻と一緒に西安に行った時買ったもの。
わたしも買ったはずなのに、うちの唐辛子は行方知れず。


ちょっと上品に盛っちゃった。もっと盛り盛りにすればよかった。
これがびっくりするぐらいうまいの!!
ちょっとみなさん、スーパーで鍋スープの素なんて買ってこないで、
ピェンロー作った方がいいよ、ほんと!

ピェンローは横からのショットもそそるな。

私物のEOS 70Dに、仕事で借りた40mmのパンケーキレンズをつけたら、
食べ物撮りにぴったりで、こんなにピェンローの写真をのせてしまいました。
これから、寒くなったらみんなで 「ピェンロー!」と叫ぼう!

このご飯を食べながら、上海の母がわたしについての印象深い話として、
自分のド変顔を躊躇なくSNSにアップしてたのに感心したと言っており、
そこでわたしも母の象徴的なエピソードとしてずっと記憶に残っている話が
2つある。ひとつは、一緒に会社の忘年会で北京に行った時のこと、
出された料理がことごとくまずい中華料理で、しまいには鶏の骨を炒めた
なぞの料理がでてきて、私は見た瞬間に顔がひきつるほどだったのに、
母は険しい顔をしながら、その骨をボリボリと噛み砕いて食べていた。
 「骨の随がおいしいんだよ」と平然と言っている母を見て、
この人に一生ついていくと思った。
もうひとつもゲテモノ食いの話だけど、一緒にシルクロードの旅に行った時
道ばたで老女が売っていた、ニワトリの卵より大分大きめの怪しい卵を買って、
夜ホテルで食べていたこと。
白身がなんか半透明だし、殻がやけに固いし、何より変なニオイがしてたのに、
「全然普通のたまごだよ?」と、これまた平然とバクバク食べていた。
きっとこの食に対する力の抜けた好奇心がおいしいご飯を作る秘訣なんだろう。

オシャレのセンスもそうだけど、エフォートレスじゃなきゃかっこよくない。
フルメイクで、アクセサリーばっちりで、洋服も決めまくりは格好悪い。
ごはんも、力が抜けている時においしいのが本当のセンスだと思う。
さらっと作った料理がおいしいのは本当に料理のセンスがいい証拠だと思う。
ファッションもお料理もエフォートレスで行こう!


おまけ。翌日のお昼に上海で人気のパンケーキ店「Mr.Pancake」で
バナナパンケーキを食らう。
パンケーキレンズでパンケーキを撮る。

今度はチベットで食べた羊肉まんじゅう「モモ」を作ってくれるって!楽しみ!

2013年10月20日日曜日

トルコ旅行2日目:騙される

実質トルコ1日目は、ホテルから歩いて15分、世界遺産都市イスタンブールを
代表するブルーモスクとアヤソフィアへ行ってきました。
ホテルの人にどこで両替するのがいいか聞いて、ホテル近くの両替所でトルコリラを入手。
その後、色々なところでレートをチェックしたけど、
グランドバザールの中の両替所が一番レートがよかった。

実はわたし去年の国慶節に新疆ウイグル自治区シルクロードの旅に行って以来、
イスラム建築にはまってまして、トルコでもモスクを見るのがとても楽しみだったのです。
モスクの中でも世界一の美しさを誇るブルーモスク。
その外観は、左右対称にいくつものドームで構成されており、
ミナレットと呼ばれる細長い塔が左右に3本ずつ立っている。
モスクを囲む四角い壁の、すべての面からモスクに入ることができるけど、
正面入り口から入ると長年の人の動きですり減った柔らかい大理石で作られている
ちょっとした広場のような空間にでて、そこからモスク内部に入れるようになっている。
中に入ると、「形の左右対称美」の中に「圧倒的に緻密な模様」が詰め込まれていて、
まさに息を飲むようなイスラム美がモスク中に漂っている。
事前に読んだ『イスラムもの知り辞典』によると、イスラム教は偶像が
禁止されているので、他の宗教が偶像の描写で荘厳な雰囲気を醸そうとするところ、
イスラム教はそれができないため、緻密な模様で圧倒しようと、
このような建築や宗教美術にたどり着いたそう。




この美しさ。。。広角レンズがあれば、もっと画角が広い写真がとれたのに。。

確かに私がメキシコにはまっていた時、メキシコ各地のキリスト教会で見たウルトラバロック(ヨーロッパで流行していた装飾華美なバロック調建築や美術がメキシコに持ち込まれ、さらにウルトラ化してしまったキリスト教美術や建築)とはまた違ったベクトルで
宗教の荘厳さを醸している。

メキシコシティの教会。ファザードの中に天使がいっぱい。

建築の美しさというのもあるけど、大勢の人の真剣な祈りを
長年受け止めてきた建物には、日本にはない「はっとする」
何か神聖なものを持っているように感じた。
ブルーモスクは今でも現役でお祈りの場所として使われているので、
お祈りの時間は見学できないことになっている。

新疆ウイグル自治区の旅で見た、何十人ものムスリム男性達がモスクに集まって、
真剣な様子で祈りを捧げている様子は圧巻だったので、トルコでも見たいと思ったけど、
中の様子をチラ見することもできなかった。 
旅の相方、ゆきちゃんもその様子が見たいといって、ブルーモスクに三度も行ったけど、 
窓からちょろっと盗み見る以外は全然中が見れなかった。無念。。。

ブルーモスクの反対側にあるアヤソフィアは、元はキリスト教聖堂、のちにイスラム教施設に変更された建物で、確かに中には天使とか12使徒とかのイコンがそこらじゅうにあって、どちらかというと歴史遺産の雰囲気。



旧トルコ文字とイコンがある
 
キリスト教時代の名残
アヤソフィアの外観は地味。工場かなんか

ブルーモスクには、現役で使われている宗教建築の荘厳さがあって、アヤソフィアには歴史的遺産の価値がある感じ。どちらも素晴らしい建築だけど、やはりイスラム建築ファンとしては、ブルーモスクの方が気に入った(無料だし)。

ブルーモスクが今日のハイライトと思いきや、実はブルーモスクに行く前に、
ホテルからアヤソフィアを目指して、道に迷っていたら、日本語ペラペラの
トルコ人男性に声を掛けられたことに端を発する「絨毯詐欺」が本当のハイライトです!

このトルコ人、名をマー○キ、ミドルネームをアリという男で、
軽い雰囲気で優しげに話しかけてきて、「わたしはインフォメーションで働いていて、
今日は休みだから案内するよ!東京に暮したこともあって、日本語をキープアップしたいから、日本人旅行者と話したいんだ」などと、今思えば詐欺の台本に書いてありそうなことを文字通りペラペラの日本語で話しかけてきたのです。

自分がそんなものにひっかかる訳ないと、警戒心ゼロのわたしはまんまとマー○キに
乗せられ、なんとマー○キの友達がやっている旅行会社について行ってしまったのです。
カッパドキアの気球ツアーを、カッパドキアのホテル経由で予約していて、
その金額が相場より高いとか、カッパドキアの空港とホテルの送迎がないとか、
まー色々と指摘をされて、マー○キに連れていかれた旅行会社で、カッパドキアで必要な
ものをすべて手配してしまいました。

またそこにいた日本語さらにペラペラトルコ人に、うまいことだまされ、
あれよあれよという間に、金まで支払ってしまったのです!!
いやー全部決まったね、なんて言いながら、実はだまされてるんじゃないかと
ホテルに戻ってから気づいて、旅行会社の名前をぐぐると、でてきました。
「ぼったくり旅行会社」の検索結果。。。色々読むに、ツアーや送迎はちゃんとやるけど、
相場より高い値段を徴収されるとのこと。これを見た私とゆきちゃんは、
血の気が3割くらい引く思いだったけど、実はこれにはまだ続きがありまして。

旅行会社の手配担当が金の計算を間違えていたらしく、
私たちはやつらが請求しようとしていた金額より150リラ(7500円)ほど
安い金額を支払っていたとのこと。
旅行会社のやつらは「私たちが間違えたことだから、お客様には関係ない。
このままの金額で大丈夫」とさも恩着せがましく言ってきたけど、
もともとぼったくり金額だろーが!
ということで、悪運の強い私たちは、ぼったくり旅行会社に連れていかれながらも、
相場よりちょっと安い金額でカッパドキアのツアーを手配できたのでした。
実際には、カッパドキア最寄のカイセリ空港⇔ギョレメの往復トランスポート、
気球ツアー、グリーンツアーとレッドツアーというカッパドキア散策1日ツアーを2つで、
510リラでした。確かに計算してみると、相場よりちょっと安め。
なんの疑いもなく、ゴキブリ並にホイホイついて行った自分には腹が立つけど、
結果ぼったくられなかった自分の悪運の強さに乾杯!

ということで、旅行会社にぼったくられたくだりが長くなったけど、
これで終わらないのがトルコの詐欺。
旅行会社に連れてかれた後、なんと知り合いがやっている絨毯屋行かないかと誘われ、
これまたホイホイついて行ってしまったのです!!
ここでの出来事は本当に胸糞が悪いので、できれば書きたくもないけど、
また騙される人がいるといけないから、書いときます。

端的に言うと、たっかい絨毯を買えと言われ、しかもその手口が非常に卑怯で、
絨毯屋から抜け出すのに非常に苦労したというもの。
まず最初に、ごく友好的な雰囲気で素敵な絨毯をいくつも見せて、
どれが好きかと尋ねられ、私たちに好きな絨毯を選ばせると、
今度は絨毯の値段を言ってくる。
私たちが「高いねー」などと反応すると「いくらなら買うか?」と
これまた友好的な雰囲気で聞いてくるのです。

そして彼らの提示金額から私たちが言った金額に歩み寄って、
そのどこかで買わせようという手口。どれが好きか聞かれたあたりから、
これは買わせよーとしてるなと思ったけど、とりあえず行くとこまで行ってみることに。

私はなまじ英語が話せるもんだから、マー○キの通訳なしで、絨毯屋のおやじと
英語で直接話していたのも、さらに胸糞が悪くなる結果となってしまった。
このおやじというのが、本当に気持ち悪いやつで、最初はものすごいフレンドリーに
「日本大好き!君たちさいこー!」みたいなことを言ってくるくせに、買わないと分ると、
とんでもねー暴言を私に吐くというサイコ野郎。
私が「大体最初っから絨毯ほしいなんて言ってねーだろ!」
「お前らが勝手に連れてきたんだろーが!」と至極正論を述べると、
「私はあなたが買うといった値段で売るといった。なら買うのがビジネスの信用じゃないのか!」とか言い出し、以下このような感じ。

私:ビジネスの信用?!これがトルコの文化なのか?!だったら、これはトルコと日本の文化の違いだ!

おやじ:文化の違いかもな。特におまえは、アメリカに留学して、中国に住んで、文化がめちゃくちゃになってるのかもな!これから日本人に会ったら、おまえの印象が日本人の印象になったぞ。

私:こっちのセリフだ!おまえの印象がトルコ人、イスタンブールの印象になったぞ!

と、まー喧嘩のようなやり取りを経て、絨毯詐欺地獄から無事解放されました。
でもその後は本当に気分が悪くて、トルコを一気に嫌いになりかけたぜ。
この日は、ぼったくり被害に遭いそうになったのと、絨毯屋のおやじがむかつきすぎて、
夜出かける気にもならず、ホテル近くのお店で適当にシシカバブを買って、スーパーで酒を買いこんで、ホテルの共同スペースで泥酔しました。
この後の旅行記でも書くけど、観光客を相手している人は、みんなやたら声掛けてきたり、明らかに企んでる系の目をしてたり、信用ならんやつが多いけど、それ以外はシャイで優しそうな人がほとんどの印象でした。

みなさん、イスタンブールで日本語で話しかけられたら、絶対ついていってはいけません!
その先に楽しいことがある可能性もありますが、嫌な思いをする可能性の方が
明らかに高いので、絶対ついていかないようにしましょう!!

全然関係ないけど、トルコには野良猫がたくさんいます!

今日のネコ
 

2013年10月19日土曜日

トルコの旅1日目:微妙なテンション

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そろそろ誰にも頼まれていないトルコ旅行記を書こうと思います。
トルコでの思い出を忘れないための備忘録としても。

101日から国慶節の休暇でトルコに行ってきた。
前々からトルコには行ってみたかったんだけど、遠いしお金がかかりそうだから
なんとなく後回しにしてたけど、唯一無二の親友ゆきちゃんが一緒に
旅をしてくれるというので、すぐにトルコ行きを決断。
あと、もういっこ。大好き番組『旅猿』の旅行先のひとつがトルコだったので、
これはもう行くしなかいと常々思っていたのです。
中国・西湖のレストラン『楼外楼』、ホーチミンの『Majestic Hotel』の
屋上バーなど、旅猿旅行先に行った場合は、ロケ地に必ず行く。


仕事中、こっそりむしろ堂々とトルコ情報を調べ、北京と東京でゆきちゃんと
LINEでやりとりしながら、トルコ航空のイスタンブール直行便航を確保!
はれて、トルコに行けることとなりました。

それからは、仕事を片手間にやっつけながらトルコのホテルを調べたり、
トルコ国内線のチケット予約したりと、心はもうトルコ!!
当初、ゆきちゃんとイスタンブール集合も考えていたけど、
北京⇔イスタンブールでは、トルコ航空の直行便がないことはもちろん
最安値がアスタナ航空とかいうカザフスタンの航空会社な上に、
これまたアルマトイ(カザフスタンの都市)乗換なのが恐ろしすぎて、
いったん日本に帰国してから、成田発で行くことに。
アスタナ航空って、つい最近までEUの空港に乗り入れが禁止されていたらしい…。
おーこわ。

トルコ航空のイスタンブール直行便は、12時間も同じ姿勢で座ってなくては
いけない以外は、いたって快適。行きの飛行機からは日本海や佐渡島がきれいに見えるし、
機内食も中○の航空会社と比べ物にならないほどおいしいので、トルコ行きの気分が
盛り上がります。

佐渡島がくっきり

サフランライス(右下の黄色いの)が特においしい

トルコ航空に乗る人がいたら、ぜひ見てほしいのが機内チャンネルの一つ
トルコ料理の作り方を紹介する番組!
前菜、スープ、メイン、デザートとざっと30以上のレシピを教えてくれる番組。
素材が、ナス、トマト、羊肉、オリーブオイルがメインで変わり映えないし、
調理方法もほとんど同じなので、同じレシピを何度も見ているかのような錯覚に
陥るけど、料理人の手さばきのよいこと!特にナス、トマトの扱いはかなりのもの。
トルコ料理の作り方も分るし、料理人の手つきから相当トルコ料理は相当レベルが
高いことも分かる。

こうしてトルコ料理番組で退屈をしのぐこと12時間、
イスタンブール・アタテュルク空港に到着。
ホテルの送迎バスで、旧市街にある最初の宿『Second Home Hostel』に向かいました。
一部屋60ユーロぐらいの安宿だけあって、部屋はせまいけど、清潔で、
なんといっても、ブルーモスク、アヤソフィア、トプカプ宮殿、エジプシャンバザール、
繁華街のシルケジ、新市街やアジアサイドに渡るフェリー乗り場等、旧市街の主要スポットがすべて徒歩圏内というアクセスのよさ。

初日は夜到着だし、ちょっと街歩きがてら、トルコ料理でも食べるかと思って、
シルケジあたりを歩いていると、顔の濃いトルコの男性からしつこく客引きされるわ、
やたらと声掛けられるわで、疲れきってしまい、適当なレストランでシシカバブを
食べて終わりました。飛行機の疲れもあって、その日はすぐに就寝。
翌日見事に絨毯サギにひっかかることも知らず、すやすやと寝ました。
次の日はトルコ旅行中の唯一の呪われた日で、嫌なことがあったけど、最後はかろうじて
ネタに昇華できた出来事を中心につづります。

ホテルで飲んだマイファーストチャイ

2013年10月11日金曜日

ものおもい

こんなこと、正式な辞令が出る前にブログで言ってしまっちゃーいけないんだろう、
が!!

やっと日本に帰任できる目処がたってきた。
どうやら春節前には帰れるみこみ。

ここのところ日本に一時帰国する機会が多く、
小さなことから、大きなことまで、やりたい事がはっきりしてきたら、
日本に帰りたいという思いが、はじけんばかりに大きくなっていった。

小さなやりたいこと:最強・理想メンバーで宴会
私の帰任時期を同じくして、旦那さんの海外駐在が終了し、
日本に帰ってきそうな年上従姉妹&上海の母同時に親友(こちらも年上)がいる。
ここに、妹と高校時代の親友を入れた私の大好きな酒豪女4人+私による
私至上、最強・理想メンバーで宴会がしたい。
この宴会、想像しただけで顔がにやつく…。
しかも私は彼女達全員の旦那さんと仲が良い(と私は勝手に思ってる♪)ので
相方同伴の宴会にしても、たのしそー!ひょひー!!

大きなやりたいこと:日本的な価値観の仕事
中国で仕事をしてみて分かったけど、私は中国的価値観の仕事よりも
日本的価値観の仕事の方があっている。
どちらが良い悪いの話じゃなくて、単に向き不向きのはなしで、
とにかくスピード感をもって前に突き進んで行くことが重要な中国の仕事より、
ブランド・企業に共感する人に丁寧にメッセージを伝えていく日本的な仕事の方が
わたしは好き。こっちで仕事をしながら、たくさん勉強させてもらったけど、
自分の進みたい道、大切にしたいことがこのように分かったのが一番の収穫。

まー、宴会やりたいが8割、日本で仕事したいが2割くらいの比率ですけどね。
長くてもあと3ヶ月の私の中国生活。
終わるとなると色々な思いがこみ上げてくるなー。