2012年7月20日金曜日

決定プロセス

一つの決定が下されるためにはプロセスがある。
小さな決定でも、大きな決定でも、会社という組織の中では
そのプロセスを踏んで、決定が下される。

様々なクライアントの仕事を手伝わせてもらっていると
当たり前だけど、決定プロセスも企業ごとに、
決定の重要性により、担当者の考え方により多種多様なことに気付く。

決定までのプロセスが長いことがよくないことに異論の余地はないと思うが
なぜ良くないかを考えてみた。

決定のプロセスが長いことは、つまり責任を分散させる行為ではないかと。
現場担当者が確認して、現場責任者が確認して、部門長が確認して
最後に総責任者が確認。(中国だとこの先に日本本社がでてくる。)
これは念を入れているのではなく、それぞれが自分の責任を少しでも
少なくするため、最終責任を逃れるためにやっている側面もあるのではないかと
思ったりした。

確かに現場担当者では下せない決定があるかもしれないし
経験がともなわないと正しい決定が下せない事もある。
けれど、自分が決定者として最終責任を負う覚悟を常に持っていれば
経験がなくても、精一杯想像力を働かせて決断するはず。
そしてその責任感が一人一人の当事者意識を高め、より強い企業体に
なっていくんではないだろうか。

私自身も自分が常に最終決定者であるつもりで
スタッフにも最終決定をさせる機会を多く作っていきたいです。

上海の夜はすっかり長くなりました。

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