2012年3月24日土曜日

中国のインテリ若者

私には中国人の友達が一人だけいる。
仕事を通じて知り合った『第一財経週刊』というビジネス誌の記者。
『第一財経週刊』は日本でいうとこの日経ビジネスのような
中国では高レベルのビジネス週刊誌のひとつ。
(洗練されたデザインやストーリーテリングのような記事などの特徴から
日経ビジネスというよりはNewsweekの方が近いかも)

彼は日本語教育の私立中高一貫校へ入学以来、日本語勉強歴10年。
もちろん日本語ぺらぺらで、
日系企業や日本人へのインタビューは日本語でやるほど。
クライアントへの取材依頼がきっかけで知り合ったんだけど
日本語ができることもあり、 今では休みの日に飲みに行く仲になった。

彼はスティーブ・ジョブス、東野圭吾、安藤忠雄が好きな
中国の典型的なインテリ若者。 先週までバーゼルの取材で
スイスに行って、せっかくビザがあるということで、その後
イタリア、スペインに行っていたそうな。その写真を嬉しそうに
見せる姿、来週北京で山本耀司のインタビューだといってはしゃぐ姿は
インテリ若者そのもの。
彼と会うと、取材で知った色々な事とそれに対する彼の考えを
聞かせてくれて、カオスな中国のことが少しだけ理解できる気がする。
今日は、スペイン土産のグラッパを飲みながら、先日インタビューした
日本の某人気アイドルグループのおもしろ話を聞かせてくれた。

上海に来てから友達らしい友達が2人しかできていない私…。
でもたまにこんな人に会う幸運もある。
ありがとよ、ゾウトン!!


ゾウトンの直属の上司、そして第一財経週刊の編集長は女性らしいが、
二人ともめちゃくちゃ酒を飲むらしい。メディアはどの国でも酒飲み。
これは全世界共通なんだね。

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