2012年11月10日土曜日

調査と作戦

ほぼ一週間かかった提案がやっと終わったと思ったら
契約書の更新やら、来週の展示会の準備やらで今週も
あっというまに終わっていた。

ということで(どういうことで?)、昨日久しぶりにマッサージに行った。
マッサージ師は黒龍江省出身の50番、趙(Zhao)さん、女性、24才。
いつもは本を読むか、寝てるかだけど、なぜか昨日は外地から出稼ぎに
来てる普通の中国人の実態にせまりたくなり、マッサージの間
趙さんとカタコトの中国語で話してみた。

趙さんについて分かったこと
◆週6、午後4時から午前2時までのシフトで働いている
◆給料は歩合で、お客が支払った金額の2割程度が給料になる
◆黒龍江省出身で、2才年上のお兄さんがいる
(ちなみに来年結婚予定)
趙さんは彼氏なし、「彼氏は疲れるからいらない」とのこと
◆高校時代の友達が東京のソニーで働いているとのこと
(私が「その人と付き合いなよ!」と言うと、彼は大学でているから
わたしとは釣り合わない的なことを言っていたのが印象的)
◆上海から黒龍江省まで列車で帰省するのに33時間かかる
◆お母さんと電話するたび結婚のことを聞かれ面倒くさいらしい
◆20才の時上海にきて、マッサージ師歴4年
◆4年も働いているけど同僚のマッサージ師の名前は知らない
(マッサージ師にはそれぞれ番号があって、同僚同士でも番号で
呼び合うらしい。「ほんとに一人も名前しらないの?!」と
聞いたら、全然知らないとのこと。趙さんはウーリン(50)と
呼ばれている)

若干はたちで大都会・上海に出稼ぎにきて、お互いを番号で呼び合う
職場で週6で外国人のマッサージをする趙さん。
中国にはこういう子がたくさんいるんだろう。わたしの会社の子みたいに
ホワイトカラーでオフィスワークをする若者は一部で、中国の大部分は
趙さんのような若者で構成されてるんだろう。
マッサージをしてもらった後、なんだかその日は趙さんにおいしい夜ごはんを
食べてもらいたくて、めずらしくチップを渡した。 

こうして、至福のマッサージ時間は、私にとって
本当の中国人の実態調査兼、色々話しを聞いて、チップを渡し
「日本人っていい人」と思ってもらうための作戦を実行する場となりました。
そしてマッサージ師さん相手に中国語を練習するまたとないチャンスでも
あるのです。ストリートファイトならぬ、ストリートラーン(Learn)

今度は熟練マッサージ師の実態に迫ります。

2 件のコメント:

ふーだお さんのコメント...

すごいヒアリング力!
そんべん、あたしよりしゃべれるんじゃないか?
そして、脱力。・・・寝ます。

Yukinka さんのコメント...

主に聞いてるだけで、全然しゃべってません!
ヒアリング力というより想像力です!